「防災グッズって、本当に必要なの?」
そう思ったことはありませんか。
ニュースで大きな地震や豪雨災害を見るたびに、「準備しなきゃ」と感じても、時間が経つと日常に戻り、そのままになってしまう方は少なくありません。
実際、「何を買えばいいか分からない」「置く場所がない」「使う機会がないかもしれない」といった理由で、防災対策を後回しにしているご家庭も多いでしょう。
しかし、日本は世界でも自然災害が多い国です。
地震だけでなく、台風や豪雨、大雪など、私たちの暮らしに影響を及ぼす災害は毎年のように発生しています。
そして災害は、「準備ができた頃」を待ってはくれません。
だからこそ、防災グッズは「いつか買うもの」ではなく、「今から少しずつ備えておくもの」と考えることが大切です。
この記事では、防災グッズが本当に必要な理由を分かりやすく解説するとともに、実際の災害で多くの人が困った事例をご紹介します。
「自分や家族には、どんな備えが必要なのか」を考えるきっかけとして、ぜひ最後までご覧ください。
ラボくんラボ先生、防災グッズって使わないかもしれないし、必要なのかなって思う人も多いよね。
ラボ先生そう思う気持ちは自然なことだね。
でも、防災グッズは『災害が起きるため』ではなく、『災害が起きても困らないため』に備えるものという考え方が大事なんですよ。
ラボくんなるほど!保険や車のシートベルトみたいに、『使わない方がいいけれど、あると安心』ということなんだね。
ラボ先生その通り!
まずは、なぜ防災グッズが必要なのかを一緒に見ていこう。
防災グッズは本当に必要?
結論からお伝えすると、防災グッズは多くのご家庭で備えておくことをおすすめします。
理由は、「災害そのもの」よりも、災害のあとに起こる生活の変化に備えるためです。
地震や豪雨などの災害が発生すると、建物が無事だったとしても、
・停電で照明や冷蔵庫が使えない
・断水でトイレや炊事ができない
・スーパーやコンビニの商品が品薄になる
・ガソリン不足で移動しづらくなる
といった状況が起こることがあります。
そのため、被害が比較的小さくても、「いつもの生活」がすぐには戻らないケースは珍しくありません。
また、災害時は行政や支援物資がすぐに届くとは限りません。
国や自治体では、家庭でも一定期間の備蓄を行うことが推奨されています。
内閣府や農林水産省では、最低3日分、できれば7日分程度の食料や飲料水などを備えることが望ましいと案内しています。
防災グッズは、「避難所へ行く人だけが必要なもの」ではありません。
自宅で避難生活を送る「在宅避難」になった場合でも、
・飲料水
・非常食
・非常用トイレ
・モバイルバッテリー
・懐中電灯
などは、日常生活を支える大切な備えになります。
つまり、防災グッズは災害から命を守るためだけでなく、その後の暮らしを守るための備えでもあるのです。
次の章では、実際の災害で「備えておけばよかった」と感じた人が多かった事例をもとに、防災グッズの必要性を具体的に見ていきます。
備えない人が後悔する5つの理由

災害が起きたあと、「もっと早く備えておけばよかった」という声は少なくありません。
ここでは、実際の災害で多くの方が直面した困りごとをもとに、防災グッズが必要な理由をご紹介します。
① 水や食料はすぐに手に入るとは限らない
災害が発生すると、最初に困ることの一つが飲み水と食料の確保です。
「近くのコンビニやスーパーへ行けば買えるだろう」と思っていても、実際には商品がすぐになくなってしまうことがあります。
実際に起きた事例
令和6年(2024年)の能登半島地震では、水道施設が大きな被害を受け、広い地域で断水が続きました。
珠洲市では給水支援が約102日間続いた地域もあり、水を確保すること自体が大きな課題となりました。
また、東日本大震災でも、物流の停滞によってスーパーやコンビニの商品が品薄となり、「お金はあっても買えない」という状況が各地で発生しました。
このような状況では、行政からの支援が届くまでの数日間を、自分たちの備蓄で乗り切る必要があります。
そのため、農林水産省などでは、最低3日分、できれば7日分程度の食料や飲料水を家庭で備蓄することを推奨しています。


② トイレ問題は想像以上に深刻
災害時、多くの方が「一番困った」と話すのがトイレです。
電気が復旧しても、水道や下水道が使えなければ、水洗トイレは使用できません。
「水が出るから流しても大丈夫」と思ってしまう方もいますが、下水道が損傷している場合は、流すことで逆流や故障につながることもあります。
実際に起きた事例
令和6年能登半島地震では、上下水道の被害により、多くの避難所でトイレの確保が大きな課題となりました。
仮設トイレが設置されるまでの間、自治体の備蓄だけでは足りず、携帯トイレや簡易トイレの不足が問題となりました。
また、石川県の避難所では、水洗トイレが使えなくなり、学校の校庭に穴を掘って仮設のトイレを作り、長い列ができた事例も記録されています。
トイレを我慢すると、水分を控えるようになり、脱水症状や体調不良につながるおそれがあります。
だからこそ、防災用品の中でも非常用トイレは、食料や水と同じくらい重要な備えなのです。

③ 食事は命だけでなく心も支える
災害時に必要なのは、「お腹を満たす食事」だけではありません。
不安な毎日が続く避難生活では、普段に近い食事ができることが、心の安心にもつながります。
非常食というと、「味は我慢するもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、最近の非常食は大きく進化しており、ご飯やパンだけでなく、おかずやスープ、おやつまでそろった商品も増えています。
実際に起きた事例
東日本大震災では、避難所で十分な食事が行き渡らず、おにぎりやパンだけの食事が続いた地域もありました。
また、令和6年能登半島地震でも、道路の寸断や物流の停滞により、温かい食事や栄養バランスの取れた食事を確保することが難しい状況が続きました。
特に、
- 小さなお子さん
- 高齢者
- 持病のある方
などは、普段と違う食事が続くことで体調を崩しやすくなることもあります。
だからこそ、非常食は「お腹を満たすため」だけではなく、家族の健康と心を支えるための備えとして考えることが大切です。

④ 防災リュックがあるだけで避難の安心感が変わる
突然避難しなければならなくなったとき、
「何を持って行けばいいの?」
と慌ててしまう方は少なくありません。
財布やスマートフォンを持って避難できても、その後の生活に必要な物まで、短時間で準備するのは簡単ではありません。
だからこそ、防災リュックは**「災害が起きた後に考えるもの」ではなく、「災害が起きる前に準備しておくもの」**です。
実際に起きた事例
令和6年能登半島地震では、多くの方が夜間や早朝に避難を余儀なくされました。
停電の中で慌てて避難したため、「懐中電灯を持ち出せなかった」「薬を忘れた」「着替えを持って来られなかった」という声も報告されています。
一方で、防災リュックをあらかじめ準備していた方は、必要な物をすぐに持ち出すことができ、避難後の生活でも落ち着いて行動できたという体験談もあります。
防災リュックは、避難そのものを楽にするだけでなく、「何を持って行けばいいか分からない」という不安を減らしてくれる存在でもあります。

⑤ 家族構成によって必要な備えは違う
防災グッズを選ぶとき、「人気ランキング上位だから安心」と考えてしまうことがあります。
しかし、本当に大切なのは、自分や家族に合った備えをすることです。
例えば、
一人暮らしなら、軽くて持ち運びやすい防災リュックが便利です。
小さなお子さんがいるご家庭では、ミルクやおむつ、子どもの年齢に合わせた非常食が必要になります。
また、高齢者がいるご家庭では、飲み込みやすい非常食や、普段服用している薬、お薬手帳なども忘れてはいけません。
同じ災害でも、「困ること」は家庭によって違います。
だからこそ、備えも一人ひとり違ってよいのです。
実際に起きた事例
東日本大震災や能登半島地震では、避難所生活の中で「子ども用の食事が足りない」「高齢の家族が硬い非常食を食べられない」「常備薬を持ち出せなかった」といった課題も報告されています。
支援物資は多くの人に共通する物が中心になるため、それぞれの家庭に必要な物まで十分に行き渡るとは限りません。
そのため、家族構成に合わせた備えを、日頃から準備しておくことが大切です。
防災は一度に全部そろえなくても大丈夫
「防災グッズが必要なのは分かったけれど、全部そろえるとなると費用もかかるし、大変そう…」
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。
防災対策は、一度に完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、「できるところから少しずつ始めること」です。
例えば、今月は飲料水と非常食を準備する。
来月は非常用トイレを購入する。
その次は防災リュックを用意する。
このように少しずつ備えていけば、数か月後には家族を守るための備えが整ってきます。
また、防災グッズは購入して終わりではありません。
非常食を食べたら買い足す「ローリングストック」を取り入れたり、子どもの成長に合わせて中身を入れ替えたりしながら、少しずつ自分や家族に合った防災セットへ育てていくことが大切です。
Choice-Labでは、「全部買いましょう」とは考えていません。
「今のあなたに必要な備えから始めましょう」
それが、防災を長く続けるコツだと考えています。
Choice-Lab編集部がおすすめする防災準備の順番

「何から準備すればいいですか?」
これは、防災について最も多く寄せられる質問の一つです。
Choice-Lab編集部では、次の順番で備えることをおすすめしています。
災害時に最も困るのが、水と食料です。
まずは最低3日分、できれば7日分を目安に備えておくと安心です。
水や非常食は、ローリングストックを取り入れながら、普段の生活の中で無理なく備えていきましょう。
水が止まると、水洗トイレは使えなくなる可能性があります。
食料や水と同じくらい、非常用トイレも大切な備えです。
家族の人数や備蓄日数を考えながら準備しておきましょう。
必要な防災用品をまとめておくことで、突然の避難でも慌てずに行動できます。
一人暮らし、夫婦、子育て世帯、高齢者など、それぞれの暮らしに合ったリュックを選ぶことが大切です。
基本的な備えができたら、ご家庭に必要な物を追加していきましょう。
例えば、
- 常備薬
- メガネ・コンタクト用品
- モバイルバッテリー
- 赤ちゃん用品
- 高齢者向け非常食
- ペット用品
など、家族構成によって必要な物は異なります。
「自分たちに必要な物は何だろう?」という視点で見直してみることが大切です。
防災対策は、一度準備したら終わりではありません。
非常食や保存水の賞味期限、乾電池やモバイルバッテリーの状態、子どもの成長による衣類や非常食の見直しなど、定期的な点検が安心につながります。
おすすめは、防災の日(9月1日)や年末年始など、毎年覚えやすい日に家族で確認することです。
よくある質問(FAQ)
- 防災グッズは本当に必要ですか?
-
はい。
災害そのものだけでなく、その後の停電や断水、物流の停止などで日常生活が大きく変わる可能性があります。
防災グッズは「災害が起きるため」ではなく、「災害が起きても困らないため」の備えです。
- 防災グッズは何から準備すればいいですか?
-
まずは命を守るために欠かせない、
・飲料水
・非常食
・非常用トイレ
から備えるのがおすすめです。
その後、防災リュックやモバイルバッテリーなどを少しずつ追加していけば十分です。
- 防災グッズは一度に全部買わなければいけませんか?
-
いいえ。
一度にそろえる必要はありません。
毎月少しずつ準備することで、家計への負担を抑えながら無理なく備えることができます。
- 防災グッズは何日分備えれば安心ですか?
-
最低3日分、できれば7日分を目安に備えておくと安心です。
家族の人数やライフスタイルに合わせて、少し余裕を持って準備しておきましょう。
- 防災グッズは購入したら終わりですか?
-
いいえ。
非常食や飲料水には賞味期限があります。
また、お子さんの成長や家族構成の変化によって必要な物も変わります。
年に1〜2回を目安に中身を見直し、必要に応じて入れ替えることが大切です。
まとめ
防災グッズは、「使う日が来ること」を願って準備するものではありません。
「もしもの時でも、家族が安心して過ごせるようにするための備え」です。
実際の災害では、水や食料が手に入りにくくなったり、トイレが使えなくなったり、停電で夜を不安な気持ちで過ごしたりと、多くの方が普段は想像しない困難を経験しています。
だからこそ、防災は「いつかやろう」ではなく、「今日から少しずつ始める」ことが大切です。
一度にすべてをそろえる必要はありません。
まずは飲料水や非常食など、命を守るために必要なものから準備し、ご家庭に合わせて少しずつ備えを増やしていきましょう。
Choice-Labでは、「一番人気の商品」をおすすめするのではなく、一人ひとりの暮らしや家族構成に合った備え方を大切にしています。
この記事が、防災について考えるきっかけとなり、ご自身や大切なご家族の安心につながれば幸いです。
ラボくんラボ先生、防災って『完璧に準備しないと意味がない』と思っていたけど、今日から少しずつでもいいんだね。
ラボ先生その通りだよ。
一番大切なのは、『何もしない』より『一つでも備える』ことなんだよ。
ラボくん今日、水を買うだけでも防災の第一歩なんだ!
ラボ先生そうだね!
小さな備えを積み重ねることが、家族の大きな安心につながるからね!
💡ラボ先生のワンポイント
防災対策に「完璧なタイミング」はありません。
災害は、私たちの都合を待ってはくれません。
だからこそ、今日できることを一つ始めることが、未来の安心につながります。
「備えていてよかった」
そう思える日が来ることを願いながら、無理のない範囲で防災を暮らしの一部に取り入れていきましょう。
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Choice-Labでは、これからも「本当に役立つ備え」をテーマに、暮らしに寄り添う情報をお届けしていきます。
