地震や豪雨などの災害が発生したとき、あなたは大切なペットとどのように避難しますか?
「もちろん一緒に避難する。」
そう考える方がほとんどだと思います。
しかし、実際に災害が起こると、ペットとの避難は想像以上に多くの課題があります。
避難所によっては、ペットを屋内へ入れられない場合があったり、ケージで過ごすことが求められたりすることもあります。
また、突然キャリーバッグやケージへ入れようとしても、普段から慣れていない犬や猫は強いストレスを感じ、避難そのものが難しくなることもあります。
だからこそ、ペットの防災対策で最も大切なのは、「災害が起きてから考えること」ではなく、普段から少しずつ備えておくことです。
キャリーバッグに慣れておくこと。
ケージを安心できる場所にしておくこと。
食べ慣れたフードや常備薬を少し多めに備えておくこと。
こうした日頃の積み重ねが、いざという時に大切な家族を守ることにつながります。
この記事では、
- 同行避難とは何か
- 災害時に実際に困ること
- 普段からできる備え
- ペット用防災グッズの選び方
まで、分かりやすくご紹介します。
大切な家族の一員であるペットと、安心して避難するための準備を、一緒に始めていきましょう。
ラボくんラボ先生、災害が起きたら、ペットも一緒に避難所へ行けば大丈夫なんだよね?
ラボ先生一緒に避難することは大切だけど、『一緒に避難所で自由に過ごせる』とは限らないんだよ。
ラボくんえっ?
一緒に避難できるのに、一緒に過ごせないこともあるの?
ラボ先生その違いを知っておくことが、ペットを守る第一歩。
まずは『同行避難』について知っておこう。
同行避難とは?
災害時のペットとの避難について、「同行避難」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
同行避難とは、災害が発生したときに、飼い主がペットと一緒に安全な場所まで避難することです。
ここで大切なのは、「同行避難」と「同伴避難」は意味が違うということです。
同行避難
飼い主がペットを連れて避難することを指します。
避難所まで一緒に避難することが目的であり、その後の生活場所まで保証されるものではありません。
同伴避難
避難所の居住スペースなどで、飼い主とペットが同じ場所で生活することを意味します。
しかし、すべての避難所で同伴避難ができるわけではありません。
避難所ごとに運営方法が異なり、
- 屋外の専用スペース
- ペット専用エリア
- ケージ内で管理
など、ルールが決められている場合があります。
そのため、「避難所へ行けば何とかなる」と考えるのではなく、事前にお住まいの自治体が公表している避難所の運営方針や、ペット受け入れ体制を確認しておくことが大切です。
また、避難所では多くの人が共同生活を送ります。
犬や猫が苦手な方や、動物アレルギーを持つ方もいるため、飼い主には周囲への配慮も求められます。
だからこそ、普段から
- キャリーバッグに慣れておく
- ケージで落ち着いて過ごせるようにする
- むやみに吠えたり鳴いたりしないよう練習する
などの準備が、ペット自身の安心だけでなく、周囲との円滑な避難生活にもつながります。
次の章では、実際の災害で飼い主がどのようなことで困ったのか、事例を交えながらご紹介します。
災害時、ペットと避難するときに実際に困ること

「うちの子は大丈夫。」
そう思っていても、災害は突然やってきます。
しかも、災害が起きたときの避難所のペットの受け入れ条件として、他の避難者との共同生活において、感染症予防の証明(狂犬病や混合ワクチン)が必要となる場合が多いことをご存知ですか。
急な災害の時に、ペットの予防注射の証明書を持ち出せる飼い主はどれだけいるでしょうか。
他にも、実際の災害では、飼い主の多くが「こんなことまで困るとは思わなかった」と感じています。
ペットの防災対策は必要だと思っていても、十分に準備できていないご家庭も少なくありません。
東京都が2025年に行った調査では、ペットを飼っている方のうち、
- ペット用フードや水を備蓄している……57.7%
- ケージ・キャリーバッグを備えている……53.8%
- ペットシーツや猫砂などを備蓄している……41.0%
という結果でした。
一方で、**「特に準備していない」と回答した人も24.4%**いました。
つまり、約4人に1人はペットの防災対策が十分ではないという現状があります。
では、実際の災害ではどのようなことが起きているのでしょうか。
ケージに入れず避難所で困ってしまった
環境省では、災害時には同行避難を基本としています。
しかし、多くの避難所では、犬や猫はケージやキャリーバッグの中で過ごすことが前提となっています。
そのため、普段からケージに慣れていない犬や猫は、
といった問題が起こることがあります。
ケージは災害時だけ使うものではありません。
普段から寝床として使ったり、おやつを食べる場所にしたりして、「安心できる場所」と感じてもらうことが大切です。
ペットが逃げてしまった
大きな地震では、驚いた犬や猫がパニックになり、自宅や避難途中で逃げてしまうケースもあります。
令和6年能登半島地震では、避難の混乱の中で飼い主とはぐれた犬や猫の相談が相次ぎ、国と石川県は保護した犬・猫の情報を公開し、飼い主との再会を支援しました。
普段はおとなしい子でも、大きな揺れや聞き慣れない音、人混みの中では予想外の行動を取ることがあります。
そのため、
なども、大切な防災対策の一つです。
フードや水が足りなかった
避難所には、人用の支援物資が優先されます。
ペットフードや療法食、常備薬などは、すぐに届くとは限りません。
環境省でも、ペット用フードや水は少なくとも5日分、できれば7日分以上を備蓄することを勧めています。
特に、
場合は、「いつもの生活」を続けられる備えが重要になります。
周囲への配慮が必要だった
避難所には、犬や猫が好きな方ばかりではありません。
動物アレルギーの方や、動物が苦手な方、小さなお子さんも一緒に生活しています。
そのため、
ことは、自分のペットを守るだけでなく、避難所で周囲と気持ちよく過ごすためにも大切です。
次の章では、今日から始められる「普段からできる備え」について詳しくご紹介します。
ペットとの同行避難に必要なもの

ペットとの同行避難では、「人の防災グッズ」と「ペットの防災グッズ」の両方を準備する必要があります。
しかし、何でも持っていけば安心というわけではありません。
避難時は荷物の量や重さにも限りがあるため、「命を守るために本当に必要なもの」を優先して備えることが大切です。
ここでは、環境省などが推奨している内容を参考にしながら、Choice-Lab編集部が「これは準備しておきたい」と考えるアイテムをご紹介します。
キャリーバッグ・キャリーケース
同行避難で最も重要なのが、キャリーバッグやキャリーケースです。
多くの避難所では、犬や猫をケージやキャリーバッグに入れて管理することが基本となっています。
また、避難所以外でも、
- 動物病院
- ワクチン接種
- トリミング
- 帰省や旅行
など、普段から使う機会が多いアイテムでもあります。
選ぶポイント
- □ 丈夫で壊れにくい
- □ 通気性が良い
- □ 持ち運びやすい
- □ 普段のお出かけでも使える
- □ ペットが中で無理なく方向転換できる広さがある
折りたたみケージ
避難所では、長時間ケージの中で過ごすこともあります。
折りたたみ式なら持ち運びしやすく、自宅ではサークルやハウスとしても使えます。
選ぶポイント
- □ 組み立てが簡単
- □ 軽量で持ち運びやすい
- □ 十分な広さがある
- □ 水洗いしやすい
- □ 普段から使用できる
フード・飲み水
避難所では、人用の支援物資が優先されるため、ペットフードがすぐに届くとは限りません。
特に療法食やシニア用フードを食べている場合は、普段と違う食事では体調を崩してしまうこともあります。
環境省では、少なくとも5日分、できれば7日分以上の備蓄を推奨しています。
選ぶポイント
- □ 食べ慣れているフード
- □ 年齢に合ったフード
- □ 必要な療法食
- □ 飲み水も一緒に備える
- □ ローリングストックで管理する
食器・給水ボトル
避難先では、普段使っている食器があるとは限りません。
折りたたみ式の食器や携帯用給水ボトルがあると、散歩中や避難所でもスムーズに水分補給や食事ができます。
選ぶポイント
- □ 軽量でコンパクト
- □ 折りたためる
- □ 洗いやすい
- □ 持ち運びやすい
ペットシーツ・猫砂・排泄用品
避難所では、排泄のマナーもとても大切です。
普段使っているペットシーツや猫砂があると、ペットも落ち着きやすくなります。
シニア犬や介護が必要なペットには、おむつも忘れずに備えておきましょう。
選ぶポイント
- □ 普段使っているペットシーツ
- □ 猫砂
- □ 防臭袋
- □ ウェットティッシュ
- □ シニア犬・シニア猫はおむつも準備
首輪・リード・迷子札
災害時は、大きな音や慣れない環境でペットが驚き、逃げてしまうことがあります。
万が一に備え、身元が分かる準備をしておきましょう。
選ぶポイント
- □ 首輪・ハーネスの点検
- □ リード
- □ 迷子札
- □ マイクロチップの登録情報を最新にしておく
常備薬・健康管理用品
持病があるペットは、災害時でも普段どおりのケアが必要です。
薬が手に入らない可能性も考え、少し余裕を持って準備しておきましょう。
選ぶポイント
- □ 常備薬
- □ お薬手帳や処方内容のメモ
- □ ワクチン接種証明書
- □ 健康状態が分かる記録
- □ 動物病院の連絡先
普段からできる一番大切な防災対策
ペットの防災対策というと、「防災グッズをそろえること」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、防災用品を準備することは大切です。
しかし、それ以上に重要なのが、災害が起きる前からペットが安心して避難できる環境をつくっておくことです。
どんなに立派なキャリーバッグやケージを用意していても、ペットが嫌がって入れなければ避難はスムーズにできません。
また、普段食べ慣れていないフードや慣れない環境は、大きなストレスにつながることがあります。
ここでは、今日から始められる防災対策をご紹介します。
ケージを「安心できる場所」にしておく
避難所では、犬や猫がケージの中で過ごす時間が長くなることがあります。
そのため、普段からケージを「閉じ込められる場所」ではなく、「安心して休める場所」にしておくことが大切です。
例えば、
- リビングに置いて自由に出入りできるようにする
- お気に入りの毛布を入れておく
- おやつをケージの中で食べさせる
- 昼寝をする場所として使う
など、日常生活の中で自然に慣れてもらいましょう。
環境省の一般飼い主向け 人とペットの災害対策ガイドラインに、ケージに慣らす方法が掲載されています。
無理に閉じ込めるとケージを嫌がって入るのを抵抗するようになりますから、ケージに慣れさせるしつけを進めましょう。
キャリーバッグを普段のお出かけでも使う
キャリーバッグを押し入れにしまったままにしていませんか?
普段まったく使っていないキャリーバッグは、災害時に突然入ろうとしないことがあります。
動物病院やトリミング、旅行や帰省など、日頃のお出かけにも使うことで、「怖い場所」ではなく「いつもの移動手段」と感じてもらいやすくなります。
「ハウス」の合図で入れるようにしておく
犬の場合は、「ハウス」の合図でケージやキャリーバッグに入れるように練習しておくと安心です。
災害時は、大きな揺れや周囲の混乱で、飼い主も落ち着いて行動できるとは限りません。
そんな時でも、普段から慣れていれば、スムーズに避難を始められます。
猫の場合も、無理に押し込むのではなく、キャリーの中でくつろげる環境を作っておくことが大切です。
フードや水はローリングストックで備える
ペット用の防災用品も、人と同じようにローリングストックがおすすめです。
普段食べているフードを少し多めに購入し、
食べたら買い足す。
この習慣を続けることで、いつでも新しいフードを一定量備えられます。
また、療法食やシニア用フードは、すぐに手に入らない場合もあるため、少し余裕を持って準備しておくと安心です。
シニア犬・シニア猫は「いつもの生活」をそのまま持ち出す準備を
年齢を重ねたペットは、環境の変化によるストレスを受けやすくなります。
そのため、防災用品だけでなく、普段使っている物を少し多めに備えておくことも大切です。
例えば、
- おむつ
- ペットシーツ
- 常備薬
- 処方食・療法食
- 食べ慣れたおやつ
- いつもの食器
- タオルやブランケット
などは、避難生活でも役立つアイテムです。
私もシニアのトイプードルと暮らしています。
年齢とともに、お漏らしをしてしまうことがあるため、おむつやペットシーツは普段から少し多めにストックしています。
災害時は、必要な物がすぐに手に入るとは限りません。
だからこそ、「いつもの生活で必要な物」を少し多めに備えておくことが、大切な防災対策だと感じています。
飼い主も一緒に避難の準備をしておく
ペットだけが準備できていても、飼い主が慌ててしまうと安全な避難は難しくなります。
家族で避難場所や避難経路を確認し、誰がペットを連れて避難するのかも話し合っておきましょう。
また、避難所で必要になる可能性がある
- ワクチン接種証明書
- 動物病院の診察券
- 持病や服薬内容のメモ
なども一緒にまとめておくと安心です。
💡ラボ先生のワンポイント
ペットの防災で一番大切なのは、「災害の日だけ頑張ること」ではありません。
毎日の暮らしの中で少しずつ慣れてもらうこと。
それが、いざという時にペットの不安を減らし、飼い主も落ち着いて行動できる一番の備えになります。
「防災」は特別なことではなく、今日の暮らしの延長線上にあります。
その小さな積み重ねが、大切な家族の命を守る力になるのです。
Choice-Lab編集部おすすめ|普段使いもできるペット防災グッズ

防災用品は、「災害の日だけ使うもの」ではありません。
普段から使い慣れている物ほど、いざという時にもペットが安心して受け入れやすくなります。
Choice-Lab編集部では、防災だけでなく、毎日のお散歩や通院、お出かけにも活躍する商品を中心に選びました。
普段使いもできるキャリーバッグ
ペットキャリーリュック(3WAY)
🏅 Choice-Lab編集部認定
毎日のお出かけにも使いたい方におすすめ
バッグ・キャリー・リュックとして使える3WAYタイプのキャリーバッグです。
上部と両サイドが大きく開くため、ペットが出入りしやすく、通院や避難時にもスムーズに使えます。
さらに、飛び出し防止リード付きで安全性にも配慮されており、使わない時はコンパクトに折りたたんで収納できます。
あると生活がどう変わる?
普段のお散歩や動物病院への通院で使い慣れておけば、災害時も「いつものバッグ」として安心して入ってくれやすくなります。
📌 Choice-Lab編集部のおすすめタイプ
- 小型犬・猫と暮らしている方
- 通院や旅行でも使いたい方
- 防災と普段使いを兼用したい方
チェックポイント
- □ バッグ・キャリー・リュックの3WAY
- □ 上部・両サイドが大きく開く
- □ 飛び出し防止リード付き
- □ 折りたたみ収納ができる
📦 商品詳細を見てみる
\普段使いにも/
ペットキャリーカート(3WAY)
🏅 Choice-Lab編集部認定
シニア犬・重さが気になる方におすすめ
キャリー・リュック・カートとして使える3WAYタイプです。
ペットを抱えて長時間歩くのが難しい場面では、カートとして移動できるため、飼い主の負担を軽減できます。
大きく開く開口部で出入りしやすく、おむつパッドを敷いて丸洗いできる点も、シニア犬や介護が必要なペットにはうれしいポイントです。
あると生活がどう変わる?
通院や旅行はもちろん、災害時の長距離移動でも体への負担を減らせます。
📌 Choice-Lab編集部のおすすめタイプ
- シニア小型犬・シニア猫
- 長時間の移動が多い方
- カートとしても使いたい方
チェックポイント
- □ キャリー・リュック・カートの3WAY
- □ 大きな開口部
- □ 丸洗い可能
- □ おむつパッドを敷きやすい
📦 商品詳細を見てみる
\ おむつパッドが敷ける/
おすすめ折りたたみケージ
ポータブルケージW
🏅 Choice-Lab編集部認定
多頭飼いの方におすすめ
折りたたんで持ち運べるポータブルケージです。
中を仕切ることができるため、
- 多頭飼い
- トイレと生活スペースを分けたい
という使い方にも対応できます。
📌 Choice-Lab編集部のおすすめタイプ
- 多頭飼い
- 長時間ケージで過ごす可能性がある方
チェックポイント
- □ 折りたたみ式
- □ 持ち運びやすい
- □ 中央で仕切れる
📦 商品詳細を見てみる
\ 仕切りを取れば広々と使える/
ペットサークル S/L
🏅 Choice-Lab編集部認定
長期間の避難生活も考えたい方におすすめ
滑り止め付きアルミフレームで安定感があり、引っかきに強く舐めても安心なメッシュ素材を採用しています。
丸洗いもできるため、普段使いから災害時まで清潔に使えます。
📌 Choice-Lab編集部のおすすめタイプ
- 中型犬
- 長期避難も考えている方
- 自宅でもサークルとして使いたい方
チェックポイント
- □ 滑り止め付き
- □ 折りたたみ収納
- □ 丸洗い可能
- □ 丈夫なメッシュ素材
📦 商品詳細を見てみる
\ 狭いところが苦手なペットに/
あると安心なペット用防災グッズ
給水ボトル(餌入れ付き)
🏅 Choice-Lab編集部認定
お散歩にも防災にも使いたい方におすすめ
受け皿とフードケースが一体になった携帯用給水ボトルです。
ワンタッチで給水でき、飲み残した水をボトルへ戻せるため、水を無駄なく使えます。
屋内や車の中などでは、飲み残した水を捨てられず困った経験がありませんか。
それを解消してくれる優れた給水ボトルです。
同様の機能は近年の携帯給水ボトルでも評価されており、お出かけや災害時の水分補給に便利です。
チェックポイント
- □ ワンタッチ給水
- □ 水漏れしにくい
- □ フードケース付き
- □ 飲み残しを戻せる
📦 商品詳細を見てみる
\ 普段のお出かけにも便利/
折りたたみフードボウル
🏅 Choice-Lab編集部認定
荷物をコンパクトにまとめたい方におすすめ
フード用・水用の両方で使える折りたたみ式ボウルです。
中蓋付きなので綺麗に使えて持ち運びしやすく、普段のお散歩や旅行にも活躍します。
ストラップが付けられるので、バックにぶら下げることもできますよ。
災害時だけでなく、「いつものお出かけ」で使えるため、ペットも自然と慣れやすくなります。
チェックポイント
- □ 折りたたみ式
- □ フード・水の両方に対応
- □ 中蓋付き
- □ コンパクトで携帯しやすい
📦 商品詳細を見てみる
\ 普段のお出かけにも/
💡ラボ先生のワンポイント
ペット用防災グッズは、「災害が来たら使う物」ではなく、普段から使い慣れておく物として選ぶのがおすすめです。
毎日のお散歩や通院、旅行などで活躍するアイテムなら、いざという時もペットが安心して受け入れやすくなります。
防災」と「日常」をつなげることが、大切な家族を守る一番の備えになるでしょう。
🐾 あると安心なペット用防災グッズ

キャリーバッグやケージ、フードなどは、多くの方が思い浮かべる防災用品です。
しかし、実際の避難生活では、「普段は当たり前に使っている物」がないことで困る場面も少なくありません。
ここでは、必須ではないものの、準備しておくと安心につながるアイテムをご紹介します。
ご家庭のペットの年齢や生活スタイルに合わせて、少しずつ備えてみてください。
□ 防臭袋
避難所では、多くの人が限られたスペースで共同生活を送ります。
そのため、排泄物のニオイ対策は、周囲への配慮という意味でも大切です。
犬のお散歩だけでなく、猫の使用済み猫砂やシニア犬のおむつを処分するときにも役立ちます。
普段使っている防臭袋を少し多めに備えておくと安心です。
□ ペットシーツ
環境が変わると、普段どおり排泄できなくなるペットもいます。
また、避難所だけでなく、車中泊や在宅避難では、ペットシーツがさまざまな場面で活躍します。
シニア犬や介護が必要なペットには、普段より少し多めに準備しておくことをおすすめします。
□ ブランケット・タオル
避難所は、自宅とはまったく違う環境です。
知らない人や音、においに囲まれることで、不安を感じるペットも少なくありません。
普段使っているブランケットやタオルには、飼い主や自宅のにおいが付いています。
いつものにおいに包まれることで、安心して過ごせる子もいます。
寒さ対策だけでなく、キャリーバッグの目隠しやクッション代わりとしても役立ちます。
□ お気に入りのおもちゃ
災害時は、お散歩や遊ぶ時間が減り、ペットもストレスを感じやすくなります。
そんな時、普段から遊び慣れたお気に入りのおもちゃがあるだけでも、気持ちが落ち着くことがあります。
新しく購入する必要はありません。
「いつものおもちゃ」を防災用品の一つとして考えておくと安心です。
□ シニア犬・シニア猫のおむつ
年齢を重ねると、お漏らしや排泄の失敗が増えることがあります。
避難生活では、環境の変化やストレスによって、普段より排泄のリズムが乱れることもあります。
そのため、シニア犬やシニア猫と暮らしているご家庭では、普段使っているおむつを少し多めに備えておくと安心です。
私もシニアのトイプードルと暮らしています。
年齢とともに、お漏らしをしてしまうことがあるため、おむつやペットシーツは普段から少し多めにストックしています。
災害時は、必要な物がすぐに手に入るとは限りません。
だからこそ、「いつもの生活で必要な物」を少し多めに備えておくことも、大切な防災対策だと感じています。
□ ペット用体拭きシート
避難生活では、お風呂に入れない日が続くこともあります。
そんな時、体拭きシートがあれば、体や足を拭いて清潔を保ちやすくなります。
散歩後の汚れを落としたり、シニア犬・シニア猫の体を拭いたりする時にも役立つため、防災用品としてだけでなく普段から使える便利なアイテムです。
□ ペット用ドライシャンプー
災害時は、水が貴重になるため、シャンプーをすることは難しくなります。
水を使わずに汚れやニオイをケアできるドライシャンプーがあると、清潔を保ちやすくなります。
特に長毛種やシニア犬・シニア猫は体が汚れやすいため、一本備えておくと安心です。
抜け毛対策や毛玉防止に、普段使っているブラシやコームも持ち出せればなおいいですね。
マッサージ効果があり安心するペットには欠かせない必需品です。
□ 常備薬・健康管理用品
持病のあるペットやシニア犬・シニア猫は、災害時でも普段どおりのケアが必要です。
常備薬だけでなく、
- 処方内容のメモ
- ワクチン接種証明書
- 動物病院の診察券
- かかりつけ動物病院の連絡先
なども一緒にまとめておくと、避難先での対応がスムーズになります。
💡ラボ先生のワンポイント
ペットの防災で大切なのは、「特別な防災用品」をたくさん買うことではありません。
普段の暮らしで使っている物を、少し多めに備えておくこと。
それだけでも、災害時の安心感は大きく変わります。
人にも「いつもの生活」があるように、ペットにも「いつもの暮らし」があります。
その日常をできるだけ守ってあげることが、大切な家族を守ることにつながるのです。
よくある質問(FAQ)
- 災害が起きたら、ペットと一緒に避難所へ入れますか?
-
ペットと一緒に避難所まで避難する「同行避難」は環境省でも推奨されています。
ただし、「同行避難=飼い主と同じ居住スペースで生活できる」という意味ではありません。
避難所ごとにルールが異なり、屋外の専用スペースやペット専用エリア、ケージ内での管理など、受け入れ方法はさまざまです。
日頃から、お住まいの自治体の避難所運営方針を確認しておきましょう。
- ペットのフードは何日分くらい備えておけば安心ですか?
-
環境省では、少なくとも5日分、できれば7日分以上の備蓄が推奨されています。
特に療法食やシニア用フードを食べているペットは、避難所ですぐに手に入るとは限りません。
普段食べているフードをローリングストックしながら備えておくと安心です。
- ケージやキャリーバッグは、防災用にしまっておけばいいですか?
-
おすすめできません。
災害の日に初めて使うと、怖がって入ってくれないことがあります。
普段から通院やお出かけで使ったり、寝床として置いておいたりすることで、「安心できる場所」と覚えてもらうことが大切です。
- シニア犬・シニア猫で特に備えておくものはありますか?
-
年齢を重ねたペットは、環境の変化によるストレスを受けやすくなります。
そのため、
・常備薬
・おむつ
・ペットシーツ
・療法食・シニアフード
・普段使っているブランケット
- ペット用の防災グッズは、専用品をそろえた方がいいですか?
-
必ずしも専用品だけを購入する必要はありません。
大切なのは、「災害時にも普段と変わらない生活をできるだけ続けられること」です。
普段使っているキャリーバッグや食器、おもちゃ、ブランケットなどを防災用品として考えることも、立派な備えになります。
まとめ
災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、ペットの防災対策は「いつかやろう」ではなく、「今日から少しずつ始めること」が大切です。
キャリーバッグに慣れてもらうこと。
ケージを安心できる場所にしておくこと。
普段食べているフードや必要な用品を少し多めに備えておくこと。
どれも特別なことではなく、日々の暮らしの延長でできる防災対策です。
私もシニアのトイプードルと暮らしています。
年齢を重ねるにつれて、「もし今、大きな災害が起きたら、この子を守れるだろうか」と考える機会が増えました。
だからこそ、防災用品をそろえるだけではなく、「いつもの暮らしをできるだけ続けられる備え」が何より大切だと感じています。
ペットは言葉で不安を伝えることができません。
だからこそ、飼い主が少しだけ先回りして準備しておくことが、大切な家族の安心につながります。
この記事が、あなたと大切な家族の防災について考えるきっかけになれば幸いです。
ラボくんラボ先生、ペットの防災って、防災グッズを買うことが一番大事だと思ってた!
ラボ先生もちろん道具も大切。
でも、それ以上に大切なのは、普段から安心して過ごせる環境をつくっておくことなんだよ。
ラボくんなるほど!
いつものキャリーバッグ、いつものごはん、いつもの毛布…。その『いつも』が、災害の時には大きな安心になるんだね。
ラボ先生ペットは環境が変わると、想像以上にストレスを感じるからね。
日頃の備えが未来の安心につながるってことだよ。
💡ラボ先生のワンポイント
防災対策は、人だけのものではありません。
ペットも大切な家族の一員です。
「いつもの暮らしを、できるだけ守ること」
そのための小さな備えを、今日から一つずつ始めてみませんか。
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